・物理
①用語集
電荷
電気的性質があるもの。
電気量
電荷の量。単位C(クーロン)。
電子1個の電気量
e[C]=1.6×10-19
②各種法則
電気量保存の法則
(+,+,+)と(-,-,-)を合わせると,
ゼロではなく(+,+,+,-,-,-)である
③電流Iの公式
I[A]=e[C]nS[m2]v[m/s]
導出
電流の定義より,
I[A]=q[C]/t[s]
また,断面積S[m2],
速度(=電圧)v[m/s],
電気素量e(=1.6×10-19[C])
電子の密度n,時間t[s]のとき,
電気量は
q[C]=enSvt
∴I=enSvt/t
=enSv
合成抵抗
①直列接続
R1,R2があるとき,
電圧V[v]は段階的に下がる。
(R1においてV1の電圧降下,
R2においてV2の電圧降下,
という感じ。)
なので,合成抵抗の計算は,
V1+2=V,
I:定数より,
Ω1+Ω2=Ω
②並列接続
R1,R2について,
電流が変数となり,
電圧は抵抗により変わることはない。
よって,
I1+I2=Iより,
V/Ω1+V/Ω2=V/Ω
∴1/Ω1+1/Ω2=1/Ω
・化学
①用語集
中和 :異なる性質をもつ
2物質が打ち消し合うこと。
塩(えん):中和により生じる
水以外の物質。
酸性塩 :Hを含む塩。
塩基性塩:OHを含む塩。
正塩 :HもOHも含まない塩。
②各種法則
・塩の液性
構成する酸と塩基による。
強酸+強塩基 →中性
強酸+弱塩基 →酸性
弱酸+強塩基 →塩基性
弱酸+弱塩基 →※1による。
※1
酸性塩水溶液 →少し酸性寄りに。
塩基性塩水溶液→少し塩基性寄りに。
正塩水溶液 →特に偏り無し。
・遊離反応
1.弱酸遊離
弱酸塩 +強酸→弱酸+強酸塩(電離状態)
2.弱塩基遊離
弱塩基塩+強塩基→弱塩基+強塩基(〃)
3.揮発酸遊離
揮発性の酸の塩+他→気体↑+塩(〃)
・生物
①用語集
生物的環境
生物がつくる環境。
非生物的環境
土壌・水・気温・大気・光などの環境。
環境要因
生物的環境+非生物的環境。
植生
植物がそれぞれの環境に適応した形。
作用
「非生物」→「生物」の影響。
環境形成作用
「生物」→「非生物」の影響。
生活形
環境要因に適応した形態。
植生の種類
森林・草原・荒原の3種。
優占種
その地域で最も蔓延っている種。
相観
植生の外観。砂地や野原など。
②解説
ラウンケルの生活形
休眠芽の位置による分類
冬期や乾燥に対応する形態。
森林(植生)
森林は,林冠~林床は
5層に分類される。
→高木・亜高木・低木・草本・地表層。
光合成曲線
植物のCO2吸収量と
光度のグラフ。
陽生植物と陰生植物で違う。
光補償点
呼吸によるCO2排出量と
光合成によるCO2吸収量が
等しくなる光度。
陰葉が陽葉より小さい。
光飽和点
光合成によるCO2吸収量が
増えなくなる光度。
陽葉が陰葉よりも最大吸収量が大きい。
陽葉(陽生植物,陽樹)
マツやコナラなど,相対的に
最大CO2吸収量や
光補償点が高いもの。
陰葉(陰生植物,陰樹)
シイ,ブナ,カシ,クスノキなど,相対的
最大CO2吸収量や
光補償点が低いもの。
植生の遷移
・乾性遷移
裸地
土壌,栄養塩類,保水力のない,岩肌の層。
地衣類,コケ類が付着。
土壌の形成 ↓
草原
岩肌の風化などで薄い土壌が存在。
先駆種の侵入。
メヒンバ,アレチノギク,ススキ,etc
土壌の深化 ↓
低木林
貧栄養だが光が豊富なため
成長の速い木本が台頭。
ヤシャブシ,ケツギ,ヌハデetc
光を求める競争激化
腐食層の深化↓
陽樹林
低木林に侵入した陽樹(成長速い)が
林床が明るく
競争を勝ち抜き優占。
アカマツ,クロマツ,コナラetc
時間の経過 ↓
陰樹陽樹混交林
陽樹の老齢化+草本層の光減少
①新規陽樹が成長できず枯死
②陰樹は成長できる(光補償点が低い)
より,陰樹への交代が進む
時間の経過②↓
陰樹林
老若陰樹間の世代交代の連鎖。
これ以上(日本では)変わらないので
これが極相林となる
・湿性遷移
湖沼への土砂堆積とともに起こる遷移。
沈水植物→浮水,浮葉植物→
抽水植物→陸地化
・一次遷移と二次遷移
一次遷移
岩肌など何もない状態から。
二次遷移
伐採,山火事,造成などで
破壊された後からの遷移。
できた森林を二次林という。