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国語についてのページです
〜高校1年向け〜

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139-208
単語 意味
臓器移植 機能不全となっている臓器に代わって,
他人の正常な臓器を移植すること。
脳死 脳の機能が停止し,回復不能となった状態。
死の定義の一つとされている。
遺伝子 生物の遺伝形質を規定する情報のまとまり。
バイオテクノロジー 生命現象のしくみを解明し,
産業技術に応用していく研究。
生態系 一定の地域に生息する生物群集と,
それをとりまく環境との連関。
エコロジー ①生態学。
②自然環境との共生をめざす思想。
有機 生命機能があること。
無機 生命機能がないこと。
生命倫理 医療や生命科学に関わる問題を
倫理的に検討すること。
環境倫理 環境とのかかわりのなかで
人間の生き方を問うこと。
進化論 生物は神の創造によるものではなく、
単純な原始生命から現在の形態へ進化してきたという説。
自然淘汰しぜんとうた 自然界で生存に有利な形質をもつ個体だけが生き残り、
それ以外は滅びるという進化論の中心概念。
近代合理主義 理性による判断を絶対視する態度。
世俗化 社会が宗教的価値観から離れていくこと。
ルネサンス 十四~十六世紀に、イタリアを中心に
ヨーロッパで起きた芸術・文化の革新運動。
宗教改革 十六世紀のヨーロッパに起こった宗教運動。
ローマ・カトリック教会の腐敗を批判し、
聖書中心主義を説いた。
ヒューマニズム 人間性を尊重する思想。
人間中心主義 神に代わって、人間の理性を世界の中心とする態度。
啓蒙けいもう主義 十七~十八世紀のヨーロッパで起きた思想運動。
理性にもとづいて、伝統的偏見・迷信・
慣習・不合理な社会制度を打破しようとした。
ロマン主義 十八世紀末~十九世紀にヨーロッパで広がった、
人間の個性と感情を重視する芸術・文化の運動。
個人 社会を構成する、自律的に行動する主体。
共同体 ①土地や生活基盤を共有する村落集団。
②血縁や地縁、感情的なつながりをきばんとした集団。
市民社会 自由で平等な個人によって成り立つ近代社会。
国民国家 一つの国民(民族から形成されている国家。)
ナショナリズム 国家・民族の統一・独立・発展を
推し進めようとする思想や運動。
国語 一つの独立国家において公に認められた言語。
標準語 ある国の国語において規範となる言語。
学校・放送・新聞などで広く用いられる。
想像の共同体 国民国家は虚構(フィクション)によって
創られた共同体であるという理論。
民主主義 国民の意思に従って政治を行う体制。
自由主義 国家の干渉を排除し、
個人の自由を尊重する思想。
個人主義 個人の自由や権利を
尊重する考え方。
全体主義 国家の利益を最優先し、
個人の自由や利益を否定する政治思想や政治体制。
資本主義 私有財産制・経済活動の自由・利潤追求を
原則とする経済体制。
社会主義 生産手段を社会で共有することで、社会の平等を実現しようとする理論・体制。
産業革命 十八世紀のイギリスで起きた産業・経済体制の変革。
帝国主義 国家が軍事力で他の民族や国家を侵略し、
自国の領土・勢力の拡大をはかろうとする政策や動向。
資本 生産活動に使用される資金や工場・設備。
労働力 生産のために費やされる、仕事をする能力。
資本主義のもとでは、商品として扱われる。
市場しじょう 商品の交換や売買や、交換が行われる場所やシステム。
貨幣 商品やサービスと交換できる価値があるものとして、
社会に流通しているもの。
均質な時間 時計によって計測される客観的な時間。
円環時間 太陽の運行や季節の循環をベースに作られた時間意識。
均質な空間 座標軸によって計測される客観的な空間。
トポス 意味を帯びている場所。
都市 異質な人々が大規模に密集している地域。
風景 人間によって生み出される景色。
封建ほうけん ①領主と家臣の主従関係を基盤とした政治制度。
 領主は家臣に土地を与え、家臣は領主に対して軍役の義務を持つ。
②領主が農民を土地に縛り付け支配する土地所有の制度。
封建的 個人の自由・権利よりも上下関係を重視するさま。
社会契約説 社会・国家は平等な個人の契約によって成立するという思想。
疎外 ①よそよそしくすること。
②人間が作り出したものに、人間が支配されること。
ニヒニズム 既成の秩序や価値を否定し、あらゆるものを無意味とする考え方。
ポストモダン 近代の理性中心主義を批判し、
多様な価値観の共存を求める思想の傾向。
大きな物語 社会全体に目標を与えるような思想やイデオロギーのこと。
脱構築 二項対立的な発想に隠れた自己矛盾を暴くこと。
冷戦 第二次世界大戦後、アメリカ中心の資本主義陣営と
旧ソ連中心の社旗主義陣営との間で続いた対立関係。
グローバリゼーション ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えて
世界規模で一体化していくこと。
メディア 情報伝達の媒介手段となるもの。媒体。
コミュニケーション 言葉・文字・身振りなどによって考えや
感情・情報を伝達し合うこと。
大衆 ①組織化されていない無数の人々の集団。
②他人の意見に引きずられ、感情的な判断で行動する人々。
大衆社会 大衆の動向が強い影響を与える社会。
世論 社会で多数の人々に合意されている共通意見。
マス・メディア マス(大衆)に働きかけるメディアのこと。
ラジオ・テレビ・新聞などが代表的。
消費社会 高度に産業が発達し、文化的・社会的欲求を満たすための
消費が広範に行われる社会。
差異 他と比較しての違い。
情報社会 情報の生産・伝達を中心に発展する社会。
インターネット 個々のコンピュータを世界規模に接続した
ネットワーク網。
ソーシャル・メディア オンライン上で、ユーザー同士が情報のやり取りをしたり
コミュニケーションすることによって成り立つメディア。
フェミニズム 男性支配的な社会を批判し、女性の自己決定権を主張する思想や運動。
ジェンダー 生物学的な性別を示すセックスに対して、
社会的・文化的に形成される性別。
構築主義 本質的だと考えられているさまざまな事象が、
じつは歴史的・社会的な文脈によって
作られたものだとする思想的立場。

予定
単語: 100語程度を想定
文法: 20構文程度を想定
(単語·文法について、詳しく解説します。)


竹取物語

今は昔,竹取の翁といふ者ありけり。
今となっては昔の事,竹取の翁という者がいた。

野山にまじりて竹を取りつつ,
野山に分け入って竹を取り,

よろずのことに使ひけり。
色々な事に(竹を)使っていた。

名をばさぬきの造となむ言ひける
(その爺の)名は讃岐造(,※名字)と言った

その竹の中に,もと光る竹なむ一筋ありける。
(取る)竹の中に,根本が光る竹が1本あった。

あやしがりて,寄りて見るに,
不思議に思って,寄って見ると,

筒の中光りたり。
竹の中が光った。

それを見れば,三寸ばかりなる人,
それを見ると,10cm弱(3×3cm)くらいの人が

いとうつくしうてゐたり。
可愛らしく座っていた。

翁言ふやう,
翁が言うには,

「われ朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて知りぬ。
「私が毎日見る竹の中にいらっしゃるなんて知らなかった。

子になりたまうべき人なめり。」
(私の)養子におなりになるはずの人である。」

とて手にうち入れて,家へ持ちて来ぬ。
と言って手に乗せて,家へ返った。

妻の嫗にあづけて養はす。
妻である嫗に預けて養わせた。

うつくしきこと,かぎりなし。
可愛らしい事,この上ない。

いとをさなければ,
とても小さいので,

()にいれて養ふ。
カゴに入れて養った。


竹取の翁,竹を取るに,
竹取の翁が竹を取る(とき)に

この子を見つけて後に竹取るに,
この子を見つけてから竹を取る(とき)に

節を隔てて,よごとに,
節を隔てて,夜ごとに

黄金ある竹を見つくること重なりぬ。
黄金のある竹を見つける事がたび重なった。

かくて,翁,やうやう豊かになりゆく。
こうして,翁はどんどん豊かになった。


この児,養ふほどに,すくすくと大きになりまさる。
この(拾った)子は,養ううちに,すくすくと大きくなった。

三月ばかりになるほどに,
(拾って)3月ほどになる頃に,

よきほどなる人になりぬれば,
良い頃合の人になった(=十分成長した)ので

髪上げなどとかくして髪上げさせ,
髪上げ(の儀式)などといってこうして髪上げ(成人式)をさせ,

裳着(もぎ)す。
裳着を行った。

帳の内よりも出ださず,いつき養ふ。
帳台(意訳:御簾)の外にも出さずに5ヶ月養った。

この児のかたちきよらなること世になく,
この子の容姿の美しいことは類を見ない程であり,

屋の内は暗き所なく光満ちたり。
部屋の中に暗い所は無く,光が満ちていた。

翁,心地()しく苦しき時も,
翁の心持ちが悪かったり,苦しかったりした時でも,

この子を見れば苦しきこともやみぬ。
この子(かぐや姫)を見ると,苦しいと思うことも無くなった。

腹立たしきことも(なぐさ)みけり。
腹立たしいこともおさまった。


翁,竹を取ること,久しくなりぬ。

勢ひ猛の者になりにけり。

この子いと大きになりぬれば,

名を,室戸むろべ斎部いむべの秋田あきたを呼びてつけさす。
名前を,御室戸(※名字)斎部(※うじかばね)秋田(※あざな仮名けみょう)を呼んで付けさせた。

問題 問題 問題 問題 問題 問題
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